2015年11月4日水曜日

ワタシのこと その5

ワタシのこと その1 

ワタシのこと その2

ワタシのこと その3

ワタシのこと その4

ここからの続きです


さらにさらに、さらに続編〜



つづき
◎朗読をはじめたきっかけ


朗読を勉強するってどういうことなんだろう。
プロみたいにうまい人ばっかりが習いに来てるのかな。
いろいろ不安もよぎる中、さっそくインターネットで調べてみました。
15年も前は、今ほど情報もなかったですね。
それに、朗読レッッスン自体、少なかったのだとも思います。
選んだり吟味するほど講座もありませんでしたが、たまたま、自宅から電車で一時間ほどの場所で、朗読講座の新規生徒を募集している、という記事にヒットしました。

行きたい。

さて、でも、問題はこの体です。

顔を洗って化粧水をほどこすだけで、ハーハー。。。
入浴すれば、疲れ果てて一日ほかには何もできない、というほどガタ落ちの体力。

朗読レッスンに通うには、駅まで5分歩いて電車に乗り、新宿駅のひとごみをかき分け乗り換えて、そこからさらにまた徒歩10分。

考えただけで目が回りました。
気持ち悪くもなりました。

講座は曜日と午前か午後かを選べて、月二回。

月二回か。。。。行けるかな。無理かな。

無理かな。。。。行けるかな。。。。



ポチ。


それでも、やっぱり申し込みメールをしました。


それから講座に通いはじめた訳ですが、案の定、仕度の途中で発熱してしまったり、電車のなかで気分が悪くなり途中下車したり、ひどい時にはあきらめて引き返したり、と、つぎはぎだらけの朗読勉強がよいでした。


それでも、


朗読を「知る」


ということは、予想以上に楽しかったです。


グループで学びましたので、他の方が読むものがどれも素晴らしく、どれも興味深いことにも感激しました。

自分の身体から出る「声」だけで、あれこれ工夫してクォリティーを上げていく作業。

身体を楽器にする。

簡単なようで難しい。

でも、うつくしい時間。

自分の発声に耳を傾けること。

それは、客観性を養うことだから。

静寂に溶け込むことだから。

いちばんいい状態はリラックス。

無理をしないこと。


私の病気は新しいときめきも手伝って、その頃からガラっと回復してまいりました。

朗読することが病気の回復に繋がった、と安直には申せませんが、楽器を奏でるように、音色(おんしょく)やリズムに配慮して発声することが、心身に大きな喜びを与えたことは否めないでしょう。

喜びが心身を大きく動かしたのでしょう。



私は調子の悪いとき、学びのために「家から通う」という動作が、とてつもなくプレッシャーであり、苦労でした。

調子が一定でない世代もありますよね。(50歳の私も!)



我が朗読教室へ来てくださる方に、いつもしつこいように申し上げるのは

「通おう」とは思わないでください。

ということです。

明日か明後日、大丈夫そうかな?
そんな日にフラッといらしてください、と。

2ヶ月空いても、1年空いても

「朗読をやめてしまった」

とは思わないでください、とも申し上げます。

何年あいても、声を出してみたくなったら、おいでください。

また、一緒に何か読みましょうよ。

コーネンキ、定年うつ

いろいろあるさ。


「やめた」

んじゃなく

「やすんでる」

だけですよ。


朗読は、お年を召してからでもできますね。
でも、ちょっと前に準備しとくのもいいかもしれません。

その上でお年を重ねれば重ねるほど、お体が熟(こな)れた楽器になり、味わいのある、なんとも言えない、深〜い朗読になるでしょう。

長生き社会ですものね。
万一、車椅子に乗ったって、声だけは達者な爺さん婆さん目指して、どうせならちょっとカッコよく朗読しましょうよ。




ここまでお読みくださってありがとうございます!

私と朗読との繋がりを垣間見ていただくことはできたでしょうか。


最後に、

ワタシの好きな「声の達人」を、ここに記します。



☆ 順不同

故・熊倉 一雄 さん

渡辺 徹 さん

津川 雅彦 さん

江守 徹 さん

故 ・小沢 昭一 さん

白石 加代子 さん

薬師丸 ひろ子 さん

原 節子 さん

天地 総子 さん

のこいのこ さん

前川 陽子さん

増山 江威子 さん

堀江 美都子 さん

故・岸田 今日子 さん

加賀美 幸子 さん


なんとなく共通項があるな、と思います。

「脱力した迫力」
「軽妙な力強さ」


とでもいうのでしょうか。



ただただ、脱帽です。



これも増山江威子さんの唄声です。
ルパンの峰不二子ちゃんの声の方ですよ〜♫












趣味ぶろ 朗読教室ブログランキング








0 件のコメント:

コメントを投稿